TOPIC 修二と彰

 日本テレビ系ドラマ『野ブタ。をプロデュース』から誕生した、KAT-TUN・亀梨和也とNEWS・山下智久のスペシャル・ユニット、修二と彰の「青春アミーゴ」が絶好調。チャート登場4週目でついにミリオンを突破(累積売上105.9万枚)した。シングルのミリオン達成は今年初の快挙である。

「青春アミーゴ」は、10代女性を中心にしたコアファンはもちろん、それ以外の層に幅広く訴求したことが今回のミリオンヒットにつながっていることが調査結果からもわかる。10代に続いて多い購入者層は、40代、30代、そして20代という結果になっているのだ。この背景には、まず歌謡曲を彷彿とさせる曲そのものの良さが訴求していることが挙げられる。アンケートでは「レトロな感じの曲調が大好き」、「とても聴きやすい曲で、歌とダンスもよかった」といった声が多く、また、カップリングの2人それぞれのソロ が聴きたかったという若年層のファンも目立った。そして、年代の高い層においては、「ドラマを見ていて好きになった」、「小学生の娘が大ファン。一緒に聴いているうちに ハマッた」というようにドラマ人気から楽曲の認知、購入へとつながっている例が多いことがわかる。さらに今回のアンケートで目立っ たのは、「妻と子供がドラマを好きだから購入した」といった家族のために購入したという声だ。ドラマタイアップ曲は数あるなかでも、より本作が訴求した要因には、ドラマが家族で広く楽しまれており、役柄のふたりが歌う同曲はドラマの話題と同様に家族のコミュニケーションのひとつとなっていることが挙げられるだろう。その一方、まったく異なる理由で購入している声もあった。「年末やたらと耳にする回数が増えそうな曲だから」、「昔懐かしい曲。歌ってしまいそう」)、「歌も踊りも覚えやすそう」といった声に代表される、これからの忘年会シーズ ンに向けてのカラオケニーズだ。昨年はこの時期に、年末の宴会を盛り上げる余興として「マツケンサンバII」の歌と踊りを職場などの仲間同士で練習する人の姿が多くみられたが、今年のそれが「青春アミーゴ」となりつつあるようだ。80年代の歌謡曲を彷彿させ、のりがよく男性のデュオによる歌と踊りで "きめられる"曲。まさにこれからのカラオケ、忘年会シーズンにぴったり の曲といえるだろう。30〜40代の層から高い支持を受けている背景には、こうした季節的にマッチしたニーズに見事応えたという点が挙げられそうだ。

  今年最大のメガヒットは、楽曲、アーティストの魅力に加えて、ドラマのヒット、年末の忘年会シーズンに向けたカラオケニーズから従来以上に幅広い層へ訴求した結果といえるのではないだろうか。